要害山
- 自然
めぐるただみ
※登山される方へ、朝日岳と浅草岳の登山道仮橋は、冬季となり撤去されました。ご注意ください。(令和6年11月29日)
バラエティ豊かな充実のロングコース
越後山脈のほぼ中央、福島県と新潟県の県境にどっしりと構える存在感ある山です。170万年前のとても古い成層火山で、北西側はきれいに山すそを広げていますが、冬に風下となる南東斜面は雪崩に浸食されて険しい断崖絶壁となっていて、この非対称な地形が浅草岳の表情を広げています。
新潟県魚沼市と福島県只見町の境に位置し、登山口は魚沼市に3か所、只見町に2か所あります。最短は魚沼市のネズモチ平登山口ですが、只見町のロングコースはバラエティに富んでいます。只見沢登山口は細くやせた尾根で、背後に田子倉湖、横目に鬼ヶ面の断崖を眺めるパノラマコースで、花の種類が豊富です。山頂から入叶津登山口へは、天狗ノ遊び場と呼ばれる草原を下り、夏まで雪渓の残る小三本沢を渡って、鬱蒼としたブナの森を下ります。往復9時間の長いコースですが、充実した山登りを味わうことができます。