浅草岳

バラエティ豊かな充実のロングコース

浅草岳
越後山脈のほぼ中央、福島県と新潟県の県境にどっしりと構える存在感ある山です。170万年前のとても古い成層火山で、北西側はきれいに山すそを広げていますが、冬に風下となる南東斜面は雪崩に浸食されて険しい断崖絶壁となっていて、この非対称な地形が浅草岳の表情を広げています。
新潟県魚沼市と福島県只見町の境に位置し、登山口は魚沼市に3か所、只見町に2か所あります。最短は魚沼市のネズモチ平登山口ですが、只見町のロングコースはバラエティに富んでいます。只見沢登山口は細くやせた尾根で、背後に田子倉湖、横目に鬼ヶ面の断崖を眺めるパノラマコースで、花の種類が豊富です。山頂から入叶津登山口へは、天狗ノ遊び場と呼ばれる草原を下り、夏まで雪渓の残る小三本沢を渡って、鬱蒼としたブナの森を下ります。往復9時間の長いコースですが、充実した山登りを味わうことができます。

標高 1585m
時間 参考タイム往復9時間
登山口 只見沢登山口 国道252号の旧田子倉駅、田子倉休憩所の近くに、登山口へ入る細い道がある
入叶津登山口 国道252号から建設中の289号を叶津川沿いに入った終点
駐車場 只見沢登山口 普通車100台、大型バスは隣接する田子倉休憩所に2台
叶津登山口 普通車10台、大型車1台
トイレ シーズン中は登山口に仮設トイレ設置
水場 只見沢登山口は大久保沢の水場が最後。只見沢登山口はトチノキ清水、平石山直下の沢、小三本沢などから沢の水をくめるが確実ではない
シーズン 山開き6月第4日曜~初冠雪の10月中旬
難易度 中級者以上、健脚向き。只見沢登山口標高差1065m入叶津登山口1145m
携帯電話 只見沢登山口は入らず、国道にでるとわずかに入る場所がある。田子倉眺めから山頂を越えて沼ノ平分岐までは通話可能。山神杉周辺は入らず、入叶津登山口は通話可能
山開きに咲く花 シラネアオイ、ゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、アカモノ、サンカヨウなどなど。
アドバイス どちらの登山口も公共の交通機関がないため、同じ登山口に下山するか、マイカー2台を用意する、またはタクシーを事前に予約し利用する。只見沢登山口から入叶津登山口まで約20km、小型タクシー約7000円 只見観光タクシー 0241-82-2202 朝日タクシー 0241-84-2235
登山MAP 昭文社発行の『山と高原地図・越後三山』に収録されている浅草岳の登山地図を閲覧できます。登山計画の参考にしてください。
浅草岳

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分1地形図、数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地図情報)、数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地名情報)、数値地図(国土基本情報)基盤地図情報(数値標高モデル)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平27情使、 第16-M066616号) 昭著第 57G001 号
対応出来るガイド 目黒邦友鈴木サナエ加藤健太馬場幸人黒田晶子目黒大四朗角田誠鈴木嘉葎雄・角田朋之・石川貴大

お電話での申し込みは0241-82-5250

地図

登山届について

福島県警察のインターネットによる登山届の受付先
http://www.police.pref.fukushima.jp/chiikianzen/newpage5.html
また、只見町では各登山口に登山ポストを設置しています。提出された登山届は救助要請があった場合にのみ利用されますので、必ず家族や友人に登山計画を伝えておきましょう。
※救助要請があった場合は、福島県警察本部南会津警察署と只見町消防団が協力いたします。しかし山岳救助専門の組織ではないので、くれぐれも慎重な行動をお願いします。


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