NO SNOW GABEZ 雪のない只見にガベジがやってきた

只見ふるさとの雪まつりでおなじみのGABEZ(ガベジ)のお二人が、雪のない季節の只見町に来てくれました。今回の催しは、ただみ芸術鑑賞ワークショップ2018実行委員会主催で行う初めてのイベントで、GABEZのお二人のダンスとサイレントコメディー、ダンスのワークショップ、そしてGABEZと只見線のうたの三部構成で開催されました。GABEZさんはMASAさんとhitoshiさんの二人組。2007年から二人で活動をはじめたそうです。

まず、私のダンスに対する第一印象。好きな人は勝手に踊りだしますが、苦手な人はその場からスーッと離れたくなるような雰囲気になり、コメディーというと、笑いのツボが合わないと、かえって苦痛に感じたりするもの、と決めつけていました。食わず嫌いですみませんでした。GABEZさんのお二人には5年前の雪まつりからお見かけしていますが、ステージを見ることはほとんどできず、実は今回初めてじっくり見ることができました。あっという間の2時間でした。
お二人のアイコンであるゼブラ柄のジャケットで登場です。カッコイイ。

第一部のサイレントコメディーの様子を小さな写真でご紹介します。観客で一番前に座っているのは、未就学児から主に小学生の皆さん。サイレントコメディーではたして面白さが伝わるのか?と思った人もいると思いますが、子どもたちは動きや表情でしっかりストーリーを感じ、反応しています。感情が高ぶり過ぎて、お母さんストップがかかった子どもも何人か。(うち一人は身内です、ごめんなさい。)

ステージに夢中になっている子どもたちの表情です。

ワークショップでは、8ビート、16ビート、32ビートを皆が夢中になって拍打ちしてしまう一体感で参加者も一緒にステージに上がってダンスを体験しました。子どもたちの表情もいきいきしています。hitoshiさんが、ダンスで自分の感情を表現するのが今日のテーマと発表したときは、難しいかな、と思いましたが、大人も子どもも恥ずかしそうに、でも楽しそうにステップを踏んでいました。

 

そして、第三部はGABEZさんと只見線のうた。今回のイベントの為に、地元で作品を制作している方に紙芝居を書いて頂きました。平成23年の新潟福島豪雨災害から7年の年月をへて、いよいよ復活に向けて動き出した只見線を応援するたくさんの人がいること、そして今回GABEZさんが、六角精児さんが作詞作曲し、六角精児バンドが歌う「只見線のうた」のパフォーマンスを披露して下さることを、明和小学校の子どもたちが発表してくれました。(本番前の緊張した面持ちです)

道具も何もなく、照明と音楽だけ。2人の動きや表情だけでそこに色々な風景が広がります。只見線に乗って遊びに来てくださるあの人の顔、都会で暮らしている人の想い、只見線の沿線に住むじいちゃんやばあちゃん、私たちのこと。会場にいる方それぞれ、想像する風景は違うと思いますが、只見線のうたの映像を観ているような気持ちになりました。

田舎、と言われるところに住むと、ダンスや芸術など、舞台を見たり、体験したりする機会は都会、と言われるところより少ないかもしれません。でも只見町では、音楽やダンスに触れる機会は比較的多くあると思います。子どもも親も、おじいちゃんもおばあちゃんも同じ体験をして、感じることはそれぞれ違うと思いますが、今日の2時間が、また次につながる機会になってほしいと思います。また、今日は託児所も設けられていたため、小さなお子様連れの皆さんもたくさん参加して下さっていました。只見っ子を守る会の皆さんのご協力ありがとうございました。
実行委員会の皆さん、GABEZのMASAさんとhitoshiさん、発表してくれた子どもたち、参加して下さった皆さん、ダンスに32ビートお疲れ様でした。次回の開催をお楽しみに。

サカイ


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